石灰岩と分配係数から推定した古代海水の希土類元素存在度
書誌事項
- タイトル別名
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- Rare earth element abundances in ancient seawater inferred from limestone and partition coefficients
抄録
海山型石灰岩は大陸から離れた海山頂上部で形成されたため、形成当時の海水の化学的特徴を保存している。本邦ペルム紀海山型石灰岩のREE存在度をコンドライトで規格化すると、下に凸なテトラド効果、YのHoに対する分別、負のCe・Eu異常といった海水様の特徴が認められる。石灰岩と現在の海水のペアを用いて求められた見掛けの分配係数から、海水のREEが石灰岩へ取り込まれる際に分別・濃集が起こっていることが示唆される。このようなREE濃集過程の解明を目的として、カルサイト_-_水溶液間のREE分配実験が行われてきた。実験的に求められた分配パターンには上に凸なテトラド効果やYのHoに対する分別が認められる。石灰岩の分析データと実験的に求めた分配係数を組み合わせれば、古代海水のREE存在度を推定することができる。この新しい手法を用いて推定したペルム紀海水のコンドライト規格化REE存在度パターンは現在の海水と非常に類似した特徴を示す。
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 52 (0), 193-193, 2005
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205731064576
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- NII論文ID
- 130004592502
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可