二次イオン質量分析計を用いたウラン鉱物の局所U-Pb年代分析法の確立
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of in-situ U-Pb dating of uranium oxides using SIMS
説明
ジルコンに代表される二次イオン質量分析計を用いたU-Pb年代分析は,地球科学の分野に有益な情報を提供してきた.ウラン鉱物もU-Pb年代分析に適した鉱物であると考えられ,ウラン鉱床の形成や,風化・変質作用に伴う放射性元素の移動に関して年代学的な情報を提供する.また,初期地球における大気進化の時期を検証する上でも有用であると考えられる.ウラン鉱物は非還元的環境において不安定であり,二次鉱物を形成しやすいため,詳細な年代議論のためには微小領域における分析が不可欠となる.しかしながら,上記の理由から年代分析に必要である均質な標準試料を選定することは困難である.本研究では,新たに標準試料を選定し,Pb/U比の補正法を検証し,複数種のウラン鉱物の年代分析を行った.
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 54 (0), 80-80, 2007
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205731243520
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- NII論文ID
- 130004593170
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可