Relationship between radiocarbon-chronology and dendrochronology: A record of paleoclimate
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- Nakamura Toshio
- Nagoya University
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- Masuda Kimiaki
- Nagoya University
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- Miyake Fusa
- Nagoya University
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- Nagaya Kentaro
- Nagoya University
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- Yoshimitsu Takahiro
- Nagoya University
Bibliographic Information
- Other Title
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- 放射性炭素年代と年輪年代の関連性:古気候の記録
Abstract
地球上の14Cは銀河宇宙線によって生成される.銀河宇宙線の強度が一定であっても,太陽活動や地磁気変動によって地球大気に到達する宇宙線強度が変調を受けると,大気中の14C生成頻度は変動することになる.大気中では,14Cはほとんどが二酸化炭素として存在し,その存在量は14C生成率に比例した値になっている.14C生成率が1%低下すると,14Cの存在量は時間をかけて減少し,やがて1%低くなる.このように,過去の14C濃度は,過去の太陽活動や地磁気変動に依存している.過去の14C濃度は樹木年輪に記録されている.この記録を読み解くことで,過去の太陽活動すなわち気候変動を明らかにすることができる.また,樹木年輪の14C濃度は,14C年代と暦年代を直接的に関連づけることができる重要なデータである.14C年代の暦年較正における役割についても述べる.
Journal
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- Abstracts of Annual Meeting of the Geochemical Society of Japan
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Abstracts of Annual Meeting of the Geochemical Society of Japan 58 (0), 8-8, 2011
GEOCHEMICAL SOCIETY OF JAPAN
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205731268608
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- NII Article ID
- 130005054470
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed