シリカの溶解に及ぼす陰イオンの影響
書誌事項
- タイトル別名
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- The Effect of Anion on the Dissolution of Silica
説明
非晶質シリカはケイ素の酸化物の中で水への溶解度は最も大きい化合物である。非晶質シリカの水への溶解は温度、pH、共存する電解質によって大きく異なる。特に、電解質が共存すると陽イオンにより溶解速度が促進されるに対して、陽イオンにより溶解度は抑制されることが報告されている。本研究ではほとんど研究例のない非晶質シリカの溶解速度や溶解度に及ぼす電解質の陰イオンの影響を調べた。電解質は硫黄系オキソ酸塩を用いて、塩化ナトリウムを基準に調べた結果、オキソ酸の陰イオンはシリカの溶解速度に影響しないが、シリカの溶解度を増加させることを見出した。この原因はオキソ酸陰イオンとケイ酸の間で錯体を生成したと推定し、錯体の生成定数を求めた。
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 52 (0), 277-277, 2005
一般社団法人日本地球化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205731362944
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- NII論文ID
- 130004592593
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可