炭素質コンドライト中の白金族元素
書誌事項
- タイトル別名
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- Platinum-group elements in carbonaceous chondrites
説明
炭素質コンドライトは太陽系形成時に高温の原始太陽星雲から凝集してできたとされており、この隕石は炭素、硫黄、水などの揮発成分に富んでいることから、集積後の熱などによる2次的変成を受けることなく原始太陽系の組成をそのまま保持していると考えられている。白金族元素は難揮発性の高温鉱物であり、原始太陽星雲からの最初の凝集過程で隕石母天体中に取り込まれたと考えられる。炭素質コンドライトに含まれる白金族元素を分析したところ、化学的鉱物学的分類(CI, CM, CO, CV)ごとにわずかな差を示しており、この白金族元素間の差は、原始太陽星雲からの凝集過程で生じたものであると考えられる。
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 52 (0), 64-64, 2005
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205731405568
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- NII論文ID
- 130004592668
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可