過去の土地利用と植生変化が石筍の成長速度に及ぼす影響について
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of changes in land use and vegetation on the annual bandings distribution of stalagmite.
抄録
石筍はCaCO3を主成分とする数十~数百?m y-1の平均成長速度の陸域炭酸塩であり、イオン交換平衡による共沈のため、生成当時の滴下水に含まれていた物質を年代にそって層状に保存している。石筍は鍾乳洞内で長期間かけて成長するため、現在から数十万年前までの歴史を持つものもあり、過去の環境情報を記録するよい記憶媒体と言える。また石筍は紫外線によりフルボ酸由来の年単位の蛍光縞を読み取ることで、絶対年代測定が可能である。そのほか石筍の炭素安定同位体比の値の変化から過去の植生の変化を復元することができ、Mg/Ca比の値から過去のバイオマスの増減を知ることができる。炭素安定同位体比とMg/Ca比の値の変動から、過去に土地利用による植生変化が起きたことがわかった長崎県西海市の石筍を用いて、植生変化がもたらす石筍の成長速度変化について報告する。
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 59 (0), 211-, 2012
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205731521792
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- NII論文ID
- 130004593615
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可