ハプト藻培養試料におけるステロイド分析:バイオマーカー指標の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Steroid analysis for cultures of Haptophyte algae: examination of potential for its biomarker proxy.
説明
ハプト藻は海洋における主要な基礎生産者であり、ほとんどの藻種は石灰質殻である円石(coccolith)を形成することが知られる。 本研究では、ハプト藻アルケノン合成種と、<Pleurochrysis carterae/>などのアルケノン非合成種8種の培養試料を用い、極性脂質画分を検出した。その結果、アルケノン合成種ではCholesterol(C<27SUB>)とBrassicasterol(C<28SUB>)が、アルケノン非合成種ではCholesterol、Brassicasterolに加えてStigmasterol(C<29SUB>)が検出され、ステロイド組成に大きな違いが見られた。また、<E. huxleyi/>, <G. oceanica/>, <I. galbana/>については同種間で生育条件の違う株によるステロイド組成の比較も行った。本講演ではハプト藻ステロイド組成の変化要因と、これらのバイオマーカーとしての適用性について考察する。
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 59 (0), 181-, 2012
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205731645184
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- NII論文ID
- 130004593581
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可