中央海嶺沈み込みに伴う花崗岩の地球科学的特徴

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タイトル別名
  • Geochemical characteristics of ridge-subduction-related granitoids

抄録

中央海嶺沈み込みに伴う火成活動を理解するうえで、現在中央海嶺の沈み込みが唯一観測できるチリ三重点近傍の、タイタオ半島花崗岩を研究することは極めて重要となる。分析の結果、タイタオ半島花崗岩の主成分元素組成はTTG質であるが、微量元素組成は従来スラブ溶融とは無関係であるとされていたHREEに枯渇しない顕生代花崗岩の多くと類似することが明らかとなった。この事は、スラブ溶融起源マグマは必ずしもHREEに枯渇している必要がないことを意味する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205731819648
  • NII論文ID
    130004593256
  • DOI
    10.14862/geochemproc.57.0.158.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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