海嶺沈み込みと大陸地殻の成長:チリ海嶺沈み込み帯の例
書誌事項
- タイトル別名
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- Ridge subduction and evolution of continental crust - Chile ridge subduction zone
説明
チリ海嶺沈み込み帯近傍に5.7 Ma ~ 5.2 Maのタイタオ・オフィオライトと、ほぼ同時代の花崗岩類が見られる。5.6 Myにチリ海嶺の一セグメントが沈み込んだときに、海嶺の東側部分がオフィオライトとして定置した。5つの花崗岩体はオフィオライトを取りまくように分布し、5.7 Maから3.9 Maの年代を示す。海嶺沈み込み初期に形成された花崗岩は、リサイクルされたジルコンを含み、Sr初生値も高い。オフィオライト形成にやや遅れて貫入した花崗岩体は本質ジルコンのみを含み、海洋地殻よりもわずかに高いSr同位体比をもつ。初期の海嶺沈み込みは、セグメント境界のトランスフォーム断層付近で始まり、多量の堆積物も溶かして花崗岩マグマが生じた。その後は、引き続く沈み込みにより地温勾配が上がり海洋地殻の部分溶融と周囲の堆積岩の同化作用(10%程度)によってさまざまな組成を持つ花崗岩マグマが生じた。
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 57 (0), 159-159, 2010
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205731820928
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- NII論文ID
- 130004593257
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可