多核種・多次元固体NMR分光法の鉱物・メルトへの応用

DOI
  • 薛 献宇
    岡山大学 地球物質科学研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Application of multi-nuclear, multi-dimensional solid-state NMR spectroscopy to minerals and melts

抄録

NMR分光法は個々の元素(核種)の周りの局所構造に関する定量的情報を与えるのみでなく、多様な一次元・多次元測定法を生かすことにより、パラメータの解釈に頼らずに、原子間の繋がり情報を直接引き出せるのが大きな特長である。我々は近年様々な多核種・多次元固体NMR分光法測定法を構造プローブとして、水とケイ酸塩間の相互作用を原子レベルの視点で検証してきた。講演では含水高圧マントル鉱物の構造、含水ケイ酸塩・アルミノ珪酸塩メルト(急冷ガラス)の構造、水和した鉱物の界面構造といった応用例を挙げながら、多核種・多次元固体NMR分光法の魅力を紹介する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205732442752
  • NII論文ID
    130004593084
  • DOI
    10.14862/geochemproc.54.0.211.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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