南極・グリーンランド氷床コアから復元した氷期・間氷期における水溶性エアロゾル
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- 櫻井 俊光
- 北海道大学
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- 大野 浩
- 北海道大学
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- 飯塚 芳徳
- 北海道大学
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- 堀川 信一郎
- 北海道大学
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- 青木 輝夫
- 気象研究所
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- Johnsen Sigfus
- University of Copenhagen
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- Dahl-Jensen Dorthe
- University of Copenhagen
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- Steffensen J.P.
- University of Copenhagen
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- 本堂 武夫
- 北海道大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Water soluble aerosols during glacial and interglacial climate reconstructed from bipolar ice cores
抄録
過去数十万年間における氷期・間氷期サイクルの詳細な情報は、南極やグリーンランド氷床の頂上で鉛直に掘られた氷床コアから復元できる。氷期から間氷期へ気候が急激に変化する引き金は、北半球の日射量の増加であると考えられた。しかし、日射量の変化が、地球の気候に影響を与えることは間違いないが、地球システムの複雑な現象が絡み合っているため、日射量の変化に応答する地表面の気候変動を詳細に見積もることは難しい。それを見積もるためにはまず、過去の大気成分を氷コアから復元して、日射量が地表面まで伝達する過程を氷期と間氷期について計算する(放射強制力)必要がある。本研究は、氷コアに含まれる微粒子の数密度・化学組成を融かさずに測定し、氷期・間氷期における水溶性エアロゾルの詳細を復元することを目的とし、エアロゾルによる氷期・間氷期の放射強制力を明らかにすることを目指すものである。
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 55 (0), 422-422, 2008
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205732867712
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- NII論文ID
- 130005053692
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可