類上皮細胞肉芽腫からなるアレルギー性ピアス肉芽腫

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タイトル別名
  • Allergic Piercing-granuloma Consisting of Epithelioid Cell Granulomas
  • ルイジョウヒ サイボウ ニクガシュ カラ ナル アレルギーセイ ピアス ニクガシュ

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説明

類上皮細胞肉芽腫からなるアレルギー性ピアス肉芽腫を認めた 54 歳女性の 1 例を報告する.両耳にピアスを始めて 5 年後に右耳垂に結節を形成したため近医にて切除したが間もなく再発した.病理組織にて非乾酪壊死性類上皮細胞肉芽腫を認め,金属パッチテストで金酸と白金酸に陽性を示したことから,金属ピアスに対する遅延型アレルギーによるピアス肉芽腫と診断した.近年諸外国にてピアスによりサルコイド様型類上皮肉芽腫からなるアレルギー性肉芽腫が生じることが報告されており,今後本邦においても同様の症例が増加する可能性があり,適切な診断と治療のため注意を要する.

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参考文献 (10)*注記

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