微量元素の濃度や化学状態に基づくバライト1粒を 用いたEh-pH計の開発の試み
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of Eh-pH meter based on the enrichment and speciation of trace elements in barite
抄録
本研究では、バライト中に取り込まれた微量元素の組成および化学種を併用することで、バライト1粒子から過去の詳細な地球化学的環境の復元を行う水質計の開発と利用を目的とする。鉱物中の微量元素の価数比を用いてEhを復元するためには、それぞれの価数で鉱物への分配挙動が類似し、同様の分配比を持つことが必要となる。本研究では、取り込まれる微量元素としてセレンとヒ素に着目して実験を行い、溶液中の価数比(セレン酸(Se(VI))/亜セレン酸(Se(IV))比と(亜ヒ酸(As(III))/ヒ酸(As(V)比))を反映してバライト中にそれぞれ取りこまれるかどうかの検証を行う。加えて、これらのオキソアニオンのバライトへの取り込みは、溶存化学種のプロトン解離度(=pH)により影響を受ける。そのため、pHに応じたバライト中のAsとSeの価数と濃度の2つを特定することで、バライトが沈殿した環境のpHを推定するpH計としての利用可能性の評価を行う。
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 184-, 2015
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205735974656
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- NII論文ID
- 130005492260
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可