高圧下におけるベンゼンの安定性と重合反応

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タイトル別名
  • Stability and oligomerization of benzene under high pressure condition.

抄録

マントル条件における炭化水素の安定性と化学組成の変化を調べるため、最も単純な芳香族化合物であるベンゼンをモデル物質として、室温下での対向アンビルおよび高圧プレスを用いた 5 GPaから16 GPaまでの高圧実験を行った。常圧に回収した試料のGC-MS測定を行い、反応生成物の同定および定量化を行った。その結果、ベンゼンからの反応生成物は5 GPa, 10 GPaではほとんど検出されなかった。13 GPa以上ではベンゼンが残っている一方で二量体やナフタレン、ビフェニル、ターフェニルが見つかった。本研究の結果からベンゼンの圧力誘起の重合反応が明らかになった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205736530048
  • NII論文ID
    130005482418
  • DOI
    10.14862/geochemproc.61.0_99
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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