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- 久保 亮治
- 慶應義塾大学
書誌事項
- タイトル別名
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- 皮膚タイトジャンクションバリア構造の詳細な理解
- ヒフ タイトジャンクションバリア コウゾウ ノ ショウサイ ナ リカイ
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抄録
哺乳類皮膚表皮のバリアは,角質バリアとタイトジャンクション(TJ)バリアの2つの要素から構成されている.角質バリアが身体外部の空気環境と体内の液性環境を分け隔てるバリアであるのに対し,顆粒層第2層に存在するTJバリアは表皮をTJバリア外とTJバリア内の2つの区画に分け隔てるバリアであると考えられる.本稿ではまず,単層上皮細胞シートにおけるTJの構造と機能について解説した後,皮膚表皮の重層上皮細胞シートにおけるTJバリアについて解説し,皮膚におけるTJバリアの役割と免疫機構との関わりについて論じたい.本稿を通じて,皮膚のバリア構造への理解が深まれば幸いである.
収録刊行物
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- 日本皮膚科学会雑誌
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日本皮膚科学会雑誌 124 (3), 305-314, 2014
公益社団法人 日本皮膚科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205736965760
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- NII論文ID
- 130003397417
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- NII書誌ID
- AN00196602
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- ISSN
- 13468146
- 0021499X
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- NDL書誌ID
- 025355642
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可