Papulovesicular light eruption(PVLE)の作用波長の検討

書誌事項

タイトル別名
  • [Study of action spectrum of papulovesicular light eruption (PVLE)].

抄録

東芝蛍光ランプFL20SE(以下SE)およびFL20BLB(以下BLB)を光源として,Papulovesicular light eruption(PVLE)8例につき作用波長の検討を行った.SEによる2MED同一部位3日連続反復照射で丘疹誘発は50.0%,瘙痒誘発は100%であり,3~5MED1回照射による丘疹誘発は12.5%,瘙痒誘発は75.0%であった.SEによって皮疹を誘発しえた4例は,全例フィルターのないBLB20分(東芝Radiometer,Model UVR-305/365で測定したUVAの照射量は6J/cm2)同一部位2日連続反復照射によっても同様の皮疹を誘発しえた.しかしシャープ・カット・フィルターUV-35を併用したBLB50分(同Radiometerで測定したUVAの照射量は6J/cm2)同一部位2日連続反復照射では,いずれも誘発しえなかった.従って,PLEのsubsetの一つであるPVLEの作用波長は主としてUVBにあるが,320~340nmのいわゆる‘border spectrum’についての検討も重要であると考えられた.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205737276416
  • NII論文ID
    130004680415
  • DOI
    10.14924/dermatol.100.581
  • COI
    1:STN:280:DyaK3czmvFOjsw%3D%3D
  • ISSN
    13468146
    0021499X
  • PubMed
    2395220
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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