ab initio法を用いたシクロアルカンの融点のサイズ依存性に関する研究

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タイトル別名
  • ab initio study of the size dependence of the melting point for cycloalkanes “CnH2n”

抄録

代表的な有機化合物として,炭化水素から構成され鎖状構造をもつアルカンと環状構造をもつシクロアルカンがある。それらの代表的な物性である沸点や融点は,それらを構成する炭素原子数に依存したサイズ依存性がある。これまで,アルカンの沸点と融点のサイズ依存性は明らかになっている。しかしながら,シクロアルカンの沸点はそのサイズに比例することがわかっているが,融点のサイズ依存性は未だ明らかになっていない。そこで本研究ではシクロアルカンの融点の特異的なサイズ依存性に着目し,フリーのプログラムパッケージであるWinmostarとGAMESSを用い,それはシクロアルカンのどのような性質に起因するのかを理論的に評価した。その結果,シクロアルカンの融点のサイズ依存性はその分子構造が大きく関与していることが示唆された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205737589632
  • NII論文ID
    130004730439
  • DOI
    10.11545/ciqs.2013.0.p9.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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