本邦シルル紀石灰岩の微量重金属元素含量

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タイトル別名
  • Heavy metal contents of domestic Silurian limestones

抄録

カルシウムイオンと類似したイオン半径を持つ2価金属イオンは石灰岩の生成過程において、炭酸カルシウム中のカルシウムイオンを置換して取り込まれると考えられる。これまでの研究で、石灰岩中のカドミウムは石灰岩の堆積年代によってその含量が変動することが明らかになってきた。しかし石灰岩試料の分析数が少なく、その傾向がはっきりしない地質年代もまだ残されている。我が国では古生代ペルム紀及び石炭紀石灰岩は各地に分布し、すでに多数の分析例がある。しかし、それ以前のデボン紀及びシルル紀の石灰岩は産出地が限られ、いまだ分析例が少なく、同地質時代の石灰岩のカドミウム含量は明らかでない。本研究では、国内4地点から採取したシルル紀石灰岩について化学分析を行い、主成分とともにカドミウムをはじめとする微量重金属元素を定量した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205737950976
  • NII論文ID
    130004594032
  • DOI
    10.14862/geochemproc.60.0.267.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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