マンガン酸化鉱物の表面でのマンガン(II)イオンの酸化反応速度―pH=8付近の水溶液中で
書誌事項
- タイトル別名
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- Kinetics of Mn(II) oxygenation by manganese oxide surfaces at a pH around 8 in solution.
説明
マンガン酸化物は水環境中に遍在する物質中では酸素の次に強力な酸化剤であるため、多くの元素の地球化学的循環に影響を与える。本研究では、溶存Mn(Ⅱ)濃度が0.01 mM、NaClが50 mM、HEPESが2 mM、そしてpHが7.6から8.2の間となるように調節した試料溶液1 L中に、マンガン酸化物試料2.0 mgを添加し、褐色容器内で連続曝気しつつ添加後5日間、室温での試料溶液中でのマンガンイオン濃度の低下を測定することで、6種類のマンガン酸化鉱物(クリプトメレン、トドロカイト、ベルナダイト、ハウスマナイト、Na-バーネサイト、Na-ブセライト)表面でのマンガン(II)イオンの吸着および酸化反応速度について調べた。その酸化速度は[OH-]の 0.38-0.59 乗の範囲内で比例していた。
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 60 (0), 285-, 2013
一般社団法人日本地球化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205738156288
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- NII論文ID
- 130004594052
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可