脂質抗原法(RPR)が陰性でTP抗原法(TPLA)が陽性であった早期顕性梅毒の2例

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タイトル別名
  • Two Cases of Syphilis Patients with TPLA-positive/RPR-negative Sera
  • シシツ コウゲンホウ(RPR)ガ インセイ デ TP コウゲンホウ(TPLA)ガ ヨウセイ デ アッタ ソウキ ケンセイ バイドク ノ 2レイ

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説明

<p>脂質抗原法(RPR)が陰性でTP抗原法(TPLA)が陽性であった梅毒1期疹を2例経験し,感染早期の梅毒におけるTP抗原法の意義について文献的に検討した.症例1,2とも陰部の潰瘍を主訴に受診し,初診時採血ではRPR陰性,TPLA陽性であった.ウエスタンブロット法による解析ではいずれの症例でもTP-IgMとTP-IgG抗体が検出された.病初期で治療したためRPRが陽性にならなかったと考えた.ラテックス凝集法を用いたTPLA自動化法の場合,window periodが短縮しRPRよりも早期に陽転化すると考えられる.</p>

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