書誌事項
- タイトル別名
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- Scleromyxedma--酸性ムコ多糖について
- Scleromyxedma サンセイ ムコ タトウ ニ ツイテ
- [Scleromyxedema. --Studies on glycosaminoglycans (author's transl)].
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説明
Sclerotnyxedema 病変部皮膚について,結合組織の酸性ムコ多糖の変化を知るために,生化学的,形態学的に検討を加えた.その結果,次のようなことが明らかになった. 1.患者病変部皮膚に酸性ムコ多糖が著増し,正常人皮膚の約10倍の値を示した. 2.著増した酸性ムコ多糖はヒアルロン酸で,酸性ムコ多糖組成の 97.6% を占めた. 3.このヒアルロン酸は,真皮結合組織の線組閣礎質の大部分のスペースを占めていた. 4.このヒアルロン酸は正常人皮膚ヒアルロン酸と比べて,多糖鎖部分に関するかぎり質的な差は認められなかった. 以上のような事実から, Scleromyxedema の皮膚症状は,ヒアルロン酸の合成あるいは分解を制御する因子の変化によってひき起されるのではないかと思われる.
収録刊行物
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- 日本皮膚科学会雑誌
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日本皮膚科学会雑誌 86 (7), 417-, 1976
公益社団法人 日本皮膚科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205739779712
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- NII論文ID
- 130004681400
- 40003021179
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- NII書誌ID
- AN00196602
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- COI
- 1:CAS:528:DyaE28XlsVSrurw%3D
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- ISSN
- 13468146
- 0021499X
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- NDL書誌ID
- 1717120
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- PubMed
- 135108
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可