皮膚表面画像の色解析による太田母斑のレーザー治療の効果判定について

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Qスイッチアレキサンドライトレーザー治療による太田母斑部皮膚色の変化をビデオマイクロスコープとコンピューターを用いて解析した.10人の患者の治療前,治療後の母斑部と対照部の画像を採取し,画像解析により3種の表色系で両部の色の差異(■)を計測した.その結果,明るさを示す指標である■L*(L*a*b*系),■メラニン指数(紅斑・メラニン指数系),■明度(マンセル系)が照射前後で有意に変動し(p<0.01),臨床的印象・評価と並行した.従って太田母斑のレーザー治療効果を色測定で定量する場合,明るさを表す指標が最も有用であり,客観的・定量的な効果判定に応用しうるものと考えた.

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