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説明
IgEの産生障害,Tリンパ球の異常を伴うsevere combined immunodeficiency患児に見られた皮膚症状について報告した.経過中,タ至イの鳥肌様局面,粃糠様鱗屑、軽度苔癬化局面を伴う,小児乾燥型湿疹類似病変,汗疹様の小丘疹を認めた.組織学的に海綿状態と汗管周囲にCD4陽性のリンパ球,組織球,好酸球,巨細胞の浸潤を認めたが,発汗テストにおいては異常を認めなかった.あわせて皮膚病変部よりRT-PCR法によるサイトカインの発現を検討し,TNF-αおよびIL-lαの発現を認め,これらが皮疹形成の機序の一つと考えられた
収録刊行物
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- 日本皮膚科学会雑誌
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日本皮膚科学会雑誌 106 (3), 301-, 1996
公益社団法人 日本皮膚科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205740385792
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- NII論文ID
- 130004680948
- 10007726428
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- NII書誌ID
- AN00196602
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- ISSN
- 13468146
- 0021499X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可