術後看護用CAIの学習履歴分析によるコースウエアの評価

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タイトル別名
  • Evaluation of the CAI Course Ware for Post-Operative Care by Analyzing Learning Records
  • ジュツゴ カンゴヨウ CAI ノ ガクシュウ リレキ ブンセキ ニ ヨル コースウエア ノ ヒョウカ

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抄録

研究者らが開発したCAIコースウエアの学習履歴を分析することによって,学習者の学習過程を把握し,コースウエアの評価を行うという目的で本研究を行った。分析に当たっては,テスト理論における項目特性曲線の考え方を採用した。<br>  その結果,本CAIコースウエアは,学習者にとって適切な難易度と有効性を有していることが確認された。マルチメディアCAI学習の特徴の一つである「映像や写真を導入した学習」においては,視覚のみに頼らず,詳細部分については定義や説明などと組み合わせて理解度を高める必要性が確認された。また,「聴覚と視覚を刺激し,これらの刺激を受けて行動すること」を求めた設問では,成績高・中・低群の全てにおいてほぼ100%の正答率が得られ,バーチャルリアリィティを含めたマルチメディアによる教育効果が明らかとなった。しかし,思考負荷の大きい多重解答項目は,応答回数を増やしても正答率はあまり改善されなかった。

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