神経難病患者のケアに携わる看護師のバーンアウトに影響を及ぼす職場環境ストレッサーの探索

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タイトル別名
  • Finding Out the Work-Related Environmental Stressor Influencing Burnout Among Nurses Caring for Patients with Neurological Intractable Illness
  • シンケイ ナンビョウ カンジャ ノ ケア ニ タズサワル カンゴシ ノ バーンアウト ニ エイキョウ オ オヨボス ショクバ カンキョウ ストレッサー ノ タンサク

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抄録

本研究は,バーンアウトを予防するための具体的な介入策を考案するため,共分散構造分析を用いて,神経難病患者のケアに携わる看護師のバーンアウトに影響を及ぼす職場環境ストレッサーを明らかにすることを目的とした。国立系で病床数300以上の総合病院の神経難病病棟に勤務する看護師284名を対象に質問紙調査を実施した。分析の結果,神経難病患者のケアに携わる看護師のバーンアウトに最も強い影響を及ぼす職場環境ストレッサーは,「看護における不全感」であり,次いで「同僚との葛藤」であった。「医師不信」「上司との葛藤」「患者の死体験」は有意な影響を及ぼしていなかった。以上の結果より,看護師が患者支援に伴う気持ちを表出でき,同僚との良好な関係を促進していける職場環境作りがバーンアウトの予防において重要であることが示唆された。

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参考文献 (35)*注記

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