子宮内膜症患者の看護の現状と課題

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書誌事項

タイトル別名
  • Present State and the Problems Concerning of Nursing of Patients with Endometriosis
  • -看護職者の問題の認識と看護に影響を及ぼす要因の分析から-
  • -Analysis of Factor that Influences the Nurse's Recognition and Nursing for Patients-

抄録

本研究の目的は,子宮内膜症患者の看護における現状と課題を明らかにすることである。対象は,婦人科看護の経験のある130人の看護師で,子宮内膜症患者の看護に関する独自の質問紙と性役割パーソナリティーを測定するための日本語版BSRIを用いた。本研究により導かれた結果は,1)多くの看護師は子宮内膜症を治りにくい,深刻な病気と捉えていた。一方で妊娠との関係や,治療法選択の困難さに対する認識は低かった。2)看護職者は月経時の下腹部痛や不妊など子宮内膜症の症状を捉えていた。しかし,月経時以外の下腹部痛や排便時痛への認識は低かった。3)多くの看護職者は,不妊を子宮内膜症患者の問題と捉えていたが,不妊の心理的な問題への認識は低かった。4)子宮内膜症患者の看護に影響を及ぼしていたのは,看護職者の年齢,婦人科看護の経験,性役割パーソナリティであった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205742025344
  • NII論文ID
    130005143328
  • DOI
    10.15065/jjsnr.20051017006
  • ISSN
    21896100
    21883599
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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