書誌事項
- タイトル別名
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- Heat Sterilization Conditions to Ensure Commercial Sterility of Hot-Filling Tomato Juice
- トマトジュース ノ ショウギョウテキ ムキンセイ オ カクホ スル カネツ サッキン ジョウケン ノ ケントウ
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説明
常温流通するpH 4.6未満のトマトジュースの製造において,B.coagulansを指標に121℃,0.7分の加熱殺菌条件が世界で広く採用されている.本研究は原料トマトの細菌芽胞汚染を調べ,適切な指標菌を検討し,商業的無菌性を確保する加熱殺菌条件の算出を行った.<br>pH 4.6未満のトマトジュースを製造する上では,B.coagulansによる変敗の危害性は低く,原料汚染度の高い,B.subtilis groupやThemoanaerobacterium属が重要で,とくに変敗事例のあるThemoanaerobacterium属芽胞をトマトジュースの加熱殺菌指標に管理するべきと結論した.本属芽胞を指標菌に,トマトジュース(pH 4.6)における耐熱性を測定した結果,D121℃値は0.3分,z値は8.2℃で,これらの値から殺菌値を算出すると,F121℃値はD121℃値の5倍から1.5分となる.現在の加熱殺菌条件は,これを下回っている.
収録刊行物
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- 日本食品工学会誌
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日本食品工学会誌 16 (2), 145-152, 2015
一般社団法人 日本食品工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205742568960
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- NII論文ID
- 130005109625
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- NII書誌ID
- AA12076107
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- ISSN
- 18845924
- 13457942
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- NDL書誌ID
- 026568630
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
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- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可