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- 高橋 徳江
- 順天堂大学医学部附属順天堂医院栄養部
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説明
「卵や牛乳は蛋白質の王様」この2つの食品を日々十分に与えることが子供の成長に欠かせないと思っている人が多く, 栄養=蛋白質というイメージが強く浸透している. 確かに子供の成長には必須アミノ酸は大事な栄養素であるが, 今日の食生活の現状を考えるとあえて蛋白質の量を心配するより, むしろ野菜や海草に含まれるビタミンやミネラルの補給を気にするべきである. アレルギー反応は, 免疫グロブリンの一種であるIgE抗体によって引き起こされるが, このIgEの産生は遺伝子レベルでコントロールされることが知られている. 遺伝子が簡単に変化するとは考えられず, 食生活の洋風化を初めとした生活環境の変化が大きな要因とされている.
収録刊行物
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- 順天堂医学
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順天堂医学 45 (3), 365-367, 1999
順天堂医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205745775872
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- NII論文ID
- 130004711628
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- ISSN
- 21882134
- 00226769
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可