順天堂医院腎・高血圧内科における血液透析療法の検討

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タイトル別名
  • A overview of Hemodialysis Therapy in our Insititution Between 1980 and 2008
  • ジュン テンドウ イインジン コウケツアツ ナイカ ニ オケル ケツエキ トウセキ リョウホウ ノ ケントウ

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説明

順天堂医院腎・高血圧内科において, 1980年から2008年の29年間に血液透析導入となった末期腎不全患者1,262名を対象とし, 原疾患, 平均年齢, 性別について解析した. 透析導入患者数は, 全体を通じて増加傾向であり, また導入年齢は高齢化をきたしていた ('88年49.1±16.6歳vs'08年67.7±13.3歳). 導入原疾患の推移をみると, 1997年に糖尿病性腎症が慢性糸球体腎炎を初めて上回った (15.9%vs31.8%). 主要な原疾患において, 当院の導入平均年齢は全国の平均年齢を下回っていた. 透析導入患者の減少を図るには, 微量アルブミン尿による糖尿病性腎症の早期診断が重要であり, また厳格な血糖と血圧の管理による進展予防が重要となる.

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参考文献 (11)*注記

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