虹彩由来iPS細胞を用いた水晶体上皮細胞への分化誘導
書誌事項
- タイトル別名
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- Differentiation to the Lens Epithelial Cells Using Induced Pluripotent Stem Cells Derived from Human Iris
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抄録
<p>イモリは,水晶体を切除しても虹彩色素上皮細胞が脱分化して水晶体が再生される.筆者らはこの虹彩組織に注目してヒト虹彩組織幹/前駆細胞を分離し,この細胞にエピゾーマルベクターを導入してiPS細胞を作出した.作出した虹彩由来iPS細胞は,アルカリホスファターゼ(alkaline phosphatase:ALP),Sox2,SSEA-4陽性の細胞であった.次に,このiPS細胞を筆者らが考案した回転浮遊培養法にて,水晶体上皮細胞に分化誘導した.既報のES細胞を用いた分化誘導法と今回の結果を比較すると,水晶体上皮細胞のマーカーの一つであるαA-crystallineの遺伝子発現が増加し,αA-crystalline蛋白質を発現する細胞凝集体が形成された.</p>
収録刊行物
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- 日本白内障学会誌
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日本白内障学会誌 29 (1), 80-83, 2017
日本白内障学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205748217216
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- NII論文ID
- 130007040539
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- ISSN
- 2188613X
- 09154302
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可