訪問看護業務支援システム導入による訪問看護師の書類作成時間の変化と効率化についての認識に関する調査研究

書誌事項

タイトル別名
  • The Change of the Time Spent on Document Creation and Staff Perceptions of the Visiting Nursing Business Support System at Home-visiting Nursing Care Stations

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説明

<p> 「訪問看護記録」等に関する同一の訪問看護業務支援システムを導入した東海地方の訪問看護ステーション16ヵ所で訪問看護業務に従事する看護師84名を対象に,訪問看護業務支援システム導入による書類作成時間の変化と記録や帳票類に関する効率化の認識について検討するため,訪問看護業務支援システム導入前と導入後に自記式質問紙調査を実施した.その結果,全看護師の1日の書類作成時間(分)の平均(中央値)は,導入前88.0(60.0)分,導入後71.4(60.0)分となり有意な変化が認められた(p=0.02,導入後の変化量-16.6(-5.0)分).記録や帳票類に関する業務負担感と効率化の業務全般に関する認識については,書類の保管スペースの確保に関する認識が高く,全体の業務の効率化に関する認識が低かった.訪問看護業務支援システム導入により書類作成時間が短縮し,間接業務の効率化に繋がったと考えられる.しかしながら,業務が効率化したと認識する傾向が低く,システムトラブルを最小限に抑えた工夫と訪問看護師のニーズに沿った現場で利用しやすいシステムの検討が求められる.</p>

収録刊行物

  • 医療情報学

    医療情報学 36 (4), 197-208, 2016

    一般社団法人 日本医療情報学会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205750976896
  • NII論文ID
    130007040579
  • DOI
    10.14948/jami.36.197
  • ISSN
    21888469
    02898055
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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