牧草の再生に関する生理・生態学的研究 : 第16報数種イネ科牧草を定温条件下で再生させた場合の生育段階別再生量

書誌事項

タイトル別名
  • Physiological and Ecological Studies on the Regrowth of Herbage Plants : 16. Effect of the stage of development on the regrowth of several grasses grown under the fixed temperature conditions
  • 数種イネ科牧草を定温条件下で再生させた場合の生育段階別再生量
  • スウシュ イネカ ボクソウ オ テイオン ジョウケン カ デ サイセイ サセタ バアイ ノ セイイク ダンカイ ベツ サイセイリョウ

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説明

イネ科牧草の再生量が生育段階の変化に伴なって変る様相とその機構を調査するために,8草種のイネ科牧草を各種の生育段階で刈取り,一定温度条件下で3週間再生させてその再生量を比較した。生育段階別再生量の推移は草種により異なっており,次の四つの型に分けられた。1)生育段階が進むにしたがって再生量が減少する草種(エンバク,イタリアンライグラス)。2)出穂期および登熟期に再生量が少なく,その前後で多い草種(ペレニアルライグラス,チモシー,オーチャードグラス,ローズグラス)。3)生育段階が進むに伴なって再生量が増加する草種(バヒアグラス)。4)生育中期に再生量が多く,その前後で少ない草種(ダリスグラス)。再生量は刈取り時の株・根の量と再生率によって決まるが,生育段階別再生量の推移を決定するのは主として再生率の変化であった。

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被引用文献 (1)*注記

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