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- ディロン ジャスティン
- ロンドン大学キングスカレッジ・科学・技術教育グループ
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- グーレー ヘレン
- ロンドン大学キングスカレッジ・科学・技術教育グループ
書誌事項
- タイトル別名
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- Research and Trends on Science Teacher Education in England
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抄録
各種国際学力調査の結果は,科学に関する子どもの到達度の最高値と最低値の間に相当な開きがあることを明らかにしている.このギャップは,教員養成教育と現職教育の両方を通して教育(とりわけ教師の教科知識等)の質的向上に真剣に取りかかる必要性を示唆している.科学教育の質的向上を目的とした近年の政府の変化は,教職への新しいルートを開拓し,物理を専門とする教師の数の増加に焦点化されていた.単に「科学」と認知される教科による教員養成教育よりも専門科目(物理,化学,生物など)に基づく教員養成教育が行われるようになったことは,生物科学と物理化学とのバランスに影響を及ぼしている.新しい奨学金制度は,学生にとってよい学位の取得に結びついている.教員養成教育における(学生数や教職へのルート等)増加などある程度の成功は認められるものの,他方現職教育に目を向けると,教師が必要とする,あるいは望んでいる現職教育の機会が得られているとはまだ思われない.
収録刊行物
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- 科学教育研究
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科学教育研究 37 (2), 88-98, 2013
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205751812096
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- NII論文ID
- 110009615231
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- NII書誌ID
- AN00036978
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- ISSN
- 21885338
- 03864553
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- NDL書誌ID
- 024764123
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可