内蒙古アルカリ化湿性ステップの植生と土壌 : 1.放牧地と採草地の比較
書誌事項
- タイトル別名
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- Vegetation and Soil of Alkalined Meadow Steppe in Wulanaodu Region, Inner Mongolia, Mainland China : 1. Comparison of Cutting and Grazing Pastures
- ウチモウコ アルカリカ シッセイ ステップ ノ ショクセイ ト ドジョウ 1
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抄録
中国内蒙古自治区東部にあるWulanaoduにおいて,多年採草利用している草地と,そこを最近20年間放牧利用した草地の植生,微地形および土壌のアルカリ化程度を比較調査した。そのうち,本報では植生について報告する。土地の微小な起伏と対応して異なる植生型が分布した。それらは,Suaeda,Chloris,Puccinellia,Artemisia,Aneurolepidium,ArundinellaおよびAgropyronの各型である。裸地に隣接する低い立地にはSuaeda型,Chloris型が,最も高い立地にはArundinella型,Agropyron型が位置していた。この結果から,植生型の分布地のアルカリ度について考察した。放牧区には裸地,Suaeda型およびChloris型の頻度が高く占有面積も広かった。これらの型はアルカリ土壌に分布し,退化の指標となる種が高い被度を占めていた。放牧区には耐塩性が弱く,飼料生産性が高いとされるArundinella型は分布しなかった。また,放牧区ではAneurolepidium chinenseの生育が劣っていた。これらのことから,放牧区は採草区に比べ,植生が退化していると結論された。
収録刊行物
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- 日本草地学会誌
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日本草地学会誌 40 (3), 294-300, 1994
日本草地学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205752864768
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- NII論文ID
- 110006410867
- 10012137058
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- NII書誌ID
- AN00194108
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- ISSN
- 21886555
- 04475933
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- NDL書誌ID
- 3909293
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可