東日本及び南ドイツの高標高地から採取したペレニアルライグラス生態型の特性

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  • Characteristics of Perennial Ryegrass (Lolium perenne L.) Ecotypes Collected from Alpine and Subalpine Regions in Northeastern Japan and in Southern Germany
  • Characteristics of Perennial Ryegrass L

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抄録

北上高地に適したペレニアルライグラスの育種素材探索を目的として,東日本及びドイツ南部の高標高地から収集したペレニアルライグラス生態型の特性調査を,標高970mの岩手県畜試外山分場で行った。主成分分析による第1と第2主成分の散布図から供試系統の類似型をみると,岩手県,福島県,長野県の生態型の第1群,栃木県の生態型の第2群,ドイツの生態型群,ドイツの流通品種群の4群に分かれた。日本の第1群は大型で晩生の特徴を持つのに対し,第2群はやや小型で出穂期もやや早い特徴を示した。ドイツアルプスの生態型は小型で穂も小さいが,早生,越冬性,生存率が高く,穂が多い点で貴重な遺伝子源と考えられた。

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参考文献 (11)*注記

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