暖地型イネ科草グリーンパニックの生長と栄養価値に及ぼす窒素施肥量の影響

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タイトル別名
  • Effect of Nitrogen Fertilizer Level on the Productivity and Nutritive Value of Green Panic (Panicum maximum var. trichoglume cv. Petrie)
  • 暖地型イネ科草グリーンパニックの生長と栄養価値に及ぼす窒素施肥量の影響〔英文〕
  • ダンチガタ イネカ ソウグリーン パニック ノ セイチョウ ト エイヨウ カチ

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抄録

暖地型イネ科牧草グリーンパニック(Panicum maximum var. trichoglume cv. Petrie)の生長と栄養価値に及ぼす窒素施肥量の影響を,再生期間との関連で検討するため圃場試験を行った。窒素施肥量は,0,0.5,1.0,2.0,3.0および4.0KgN/aの6段階とし,再生期間は3,5および7週間の3段階とした。窒素施肥量が乾物収量に及ぼす影響は,3週目では明らかではなかったが,再生期間が長くなるとともに多肥による増加が顕著となった。窒素含有率は,多肥により高くなったが,再生期間が長くなると各区とも急速に低下した。細胞壁成分含有率は,3週目では多肥区で低下した。リグニン含有率は7週目で施肥区が無施肥区より高くなったが,この差は有意ではなかった。in vitro乾物消化率は,3週目においては多肥区ほど高い値を示したが,生長が進むと窒素施肥量による有意な影響は認められなくなった。

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