培地土壌の種類と埴土の粒径がトウモロコシの種子根の屈曲生長に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Soil Media and their Particle Size on the Growth and Curvature of Seminal Roots of Zea mays L. seedlings
  • 培地土壌の種類と埴土の粒径がトウモロコシの種子根の屈曲生長に及ぼす影響(短報)
  • バイチ ドジョウ ノ シュルイ ト ショクド ノ リュウケイ ガ トウモロコシ

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説明

土壌培地の粒径や硬度め大小と根の屈曲生長との関係を知るため2つの実験を行った。トウモロコシの品種Great Bellの種子を発芽させ,種子根が約30mmに伸長した状態で地上部を切除し,これを土壌をつめた1/5000aのポットに移植して22±1℃の恒温室で暗黒下に96時間生育させた後材料を採取して,根の伸長と屈曲の程度を調査した。土壌として実験1では埴土を用い,乾燥後篩別して粒径を4段階(0.59-0.84mm,0.84-2.38mm,2.38-4.76mm,4.76mm-)に分けて培地をつくった。実験2では埴土,砂,バーミキュライトの3種類の培地を用いた。また,この実験では上記の植物材料の他に,根冠を切除した植物材料を供試した実験をも併せて行った。両実験とも移植の前に十分灌水したが肥料は施さなかった。実験1では粒径の大きな土壌における根の伸長がすぐれ,屈曲した根は少なかった。実験2ではバーミキュライトを培地とした区で根の伸長がよく,対照区,根冠切除区ともに根が屈曲しなかったが,埴土および砂では根の伸長がわるく多くの根が屈曲した。根冠を切除した根はいずれの培地においても対照区のそれに比べて伸長が劣った。

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