クロモーゲン-Cr_2O_3法の各種問題点について

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  • Study on Several Factors Affecting the Estimate of Voluntary Intake in Grazing Animal by Chromogen-Cr_2O_3 Method
  • クロモーゲン Cr2O3ホウ ノ カクシュ モンダイテン ニ ツイテ

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ペレニアルライグラス優占の混播牧草地に輪換放牧された,若令肥育前期の去勢和牛4頭を供試し,同一牧区に輪換入牧した春,夏および秋の3期において,クロモーゲン-Cr_2O_3法による消化率および採食量の測定を行ない,その精度に影響を及ぼすと考えられる各種要因についての検討を行なった。その結果,春,夏および秋期における4頭平均乾物消化率は,それぞれ74.4,57.6および62.3%となり,また体重当り乾物採食量は,それぞれ3.2,1.9および2.0%となった。春期草にくらべて生育ステージの若かった夏および秋期草のクロモーゲンは,消化管内で一部分解されたのではないかと推測され,草地条件によってはクロモーゲンの回収率補正を行なう必要があると考えられた。また,クロモーゲンおよび-Cr_2O_3とも,糞中排出濃度の日による変動が大きく,採糞期間あるいは糞採取方法についてさらに検討する必要のあることがわかった。

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