嗜好性に差のあるオーチャードグラス(Dactylis glomerata L.)の品種における葉の表面に存在する化学物質の比較

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タイトル別名
  • Leaf-Surface Chemicals of Orchardgrass (Dactylis glomerata L.) Varieties with Different Palatabilities
  • Leaf-Surface Chemicals of Orchardgrass (Dactylis glamerata L.)Varieties with Different Palatabilities
  • Leaf-Surface Chemicals of Orchardgrass

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抄録

嗜好性の異なるオーチャードグラス(Dactylis glomerata L.)の9品種について, 1993年の3番草の葉の表面からn-ペンタンにより抽出された化学物質を, ガスクロマトグラフ(GC)とガスクロマトグラフ-質量分析計(GC-MS)で分析した。その結果, Lude, Lully, LutetiaとPrairialに含まれる揮発性物質の分析により検出されたジテルペンと推定される物質が, これらの4種類の品種の葉の表面に存在することが示された。さらに, 別の2個の特異的な化学物質がこれらのフランスの品種の葉の表面に多量に存在していた。このフランスの品種の葉の表面に存在する3種類の化学物質の濃度は, 他の品種に比べLudeが高い値を示した。これらの葉の表面に特異的に存在する化学物質が, オーチャードグラスの品種の嗜好性の改善に寄与している生物学的な作用について考察した。

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