オオムギ稈とソルガム茎葉のエーテル型フェルラ酸含量とルーメン消化率との関係

書誌事項

タイトル別名
  • Relationships of Cell Wall-binding Ferulate Ethers with Rumen Degradability of Barley (Hordium vulgare L.) Straw and Sorghum (Sorghum bicolor Moench) Stalk
  • Relationships of CelI Wall-binding Ferulate Ethers with Rumen Degradability of Barley (Hordium vulgare L.) Straw and Sorghum (Sorghum bicolor Moench) Stalk

この論文をさがす

抄録

オオムギ5品種の麦稈と生育段階の異なるソルガム茎葉のルーメン乾物消化率, アラビノースのC-5位のエステル結合頻度, エーテル型フェルラ酸含量,リグニン含量との関係を検討した。また, ルーメン消化率に顕著な違いが認められたオオムギ2品種の葉身, 葉〓, 茎部, ならびに麦稈茎部から分画した「柔細胞壁」画分と「その他細胞壁」画分の消化性とエーテル型フェルラ酸含量との関係を検討した。供試した飼料草中のエーテル型フェルラ酸含量は乾物消化率と有意に負の相関関係が, アラビノースのC-5位のエステル結合頻度と有意に正の相関関係が認められた。この相関関係は, 葉身や葉〓よりも茎部の特徴を反映すること, 茎部は厚壁細胞や維管束細胞による影響が大きいことが認められた。「リグニン-炭水化物」マトリックス構造におけるエーテル型フェルラ酸の介在と消化性への影響について論議した。

収録刊行物

参考文献 (26)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ