バヒアグラス(Paspalum notatum Fluqqe)草地における分げつと葉の動態に及ぼす窒素施肥量と刈取高さの影響 : 葉の出現,枯死および脱落

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  • Effects of Nitrogen Fertilizer Rate and Cutting Height on Tiller and Leaf Dynamics in Bahiagrass (Paspalum notatum Flugge) Swards : Leaf Appearance, Death and Detachment

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抄録

バヒアグラス草地における葉の出現,枯死および脱落に及ぼす窒素施肥量(5および20gm^<-2> year^<-1>)と刈取高さ(2,12および22cm)の影響について3年間にわたり調査した。分げつ当りの緑葉(生葉)数は全処理でほほ等しかったが,枯死葉数は低刈下で減少した。葉の出現速度は気温と,枯死速度は緑葉数と,脱落速度は枯死葉数と正の関係にあった。10月に出現した葉は4-9月に出現した葉よりも長く生存した。葉の出現,枯死,脱落および寿命は,低刈下で5-10月に葉の枯死が抑制されたことを除いて,窒素施肥量や刈取高さに影響されなかった。このような安定性は,並行して行われた研究で分げつの出現,枯死および生存ならびに葉の伸長や成熟葉身長が窒素施肥量や刈取高さに大きく反応したこととは対照的であった。

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