バヒアグラス(Paspalum notatum Flugge)草地における分げつと葉の動態に及ぼす窒素施肥量と刈取高さの影響 : 葉の伸長および成熟葉身長
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- PAKIDING Wempie
- 鹿児島大学大学院連合農学研究科:(現)ハサヌディン大学畜産学部
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- 平田 昌彦
- 宮崎大学農学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Nitrogen Fertilizer Rate and Cutting Height on Tiller and Leaf Dynamics in Bahiagrass (Paspalum notatum Flugge) Swards : Leaf Extension and Mature Leaf Size
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抄録
バヒアグラス草地における葉(葉身)の伸長および成熟葉身長に及ぼす窒素施肥量(5および20gm^<-2> year^<-1>)と刈取高さ(2,12および22cm)の影響について3年間にわたり調査した。葉の伸長は上位第1-2葉で最も速く,第4葉でほぼ停止した。第1葉伸長速度は気温と正の直線関係にあり,第2および3葉の伸長速度はそれぞれ第1および2葉の伸長速度に比例した。すべての葉の伸長速度は窒素施肥量と刈取高さの増加とともに増加した。成熟葉身長も,葉の出現速度がほぼ一定であったため,窒素施肥量と刈取高さの増加とともに増加した。バヒアグラスは,厳しい草地管理条件(低窒素施肥量や強度の剪葉)下では,葉の出現速度を維持しつつ伸長速度を低下させることにより短い葉を形成し,刈取や採食による損失を最小化するものと考えられた。
収録刊行物
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- 日本草地学会誌
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日本草地学会誌 49 (3), 211-216, 2003
日本草地学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205754077824
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- NII論文ID
- 110003849596
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- NII書誌ID
- AN00194108
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- ISSN
- 21886555
- 04475933
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- NDL書誌ID
- 6687785
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可