冬季積雪前後における集約放牧地の植生および土壌中窒素の比較

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  • Comparison of Sward Vegetation and Soil Nitrogen between Pre- and Post-Snow Cover on Intensive Grazinglands

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抄録

異なる放牧頻度および窒素(N)施肥下の放牧草地において, 積雪前後の植生および土壌中Nの変化を調べた。イネ科草量には, 積雪前後とも放牧頻度およびN施肥による差が見られた。積雪前のバイオマス量および現存量には放牧頻度, N施肥とも正の影響を与えたが, 積雪後はその影響がなくなった。積雪前に較べ, 積雪後にはリターの割合が増加した。イネ科分げつ密度にはN施肥が正の影響を与えたが, 同一処理内では積雪前後で変化が見られなかった。土壌中総Nは積雪前後とも高N施肥, 高放牧頻度で高く, 積雪前に較べ積雪後で増加した。土壌中可給態NはN施肥により増加し, 積雪後は積雪前の3.2倍と大幅に増加した。

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参考文献 (23)*注記

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