Bipolaris cookei (SACCARDO) SHOEMAKERによるソルガム紫斑点病抵抗性の遺伝

書誌事項

タイトル別名
  • Inheritance of Resistance to Target Leaf Spot Caused by Bipolaris cookei (SACCARDO) SHOEMAKER in Sorghum (Sorghum bicolor MOENCH)
  • Bipolaris cookei(Saccardo)Shoemakerによるソルガム紫斑点病抵抗性の遺伝〔英文〕
  • Bipolaris cookei Saccardo Shoemaker ニ ヨ

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説明

ソルガムの紫斑点病(病原菌Bipolaris cookei (SACCARDO) SHOEMAKER)に対する抵抗性について検討し,その遺伝様式を明らかにした。ソルガム42自殖系統を供試し,幼苗を用いて噴霧接種による温室内検定を行なったところ,15系統が抵抗性を示した。抵抗性系統上の病斑は非常に小さく,罹病性系統上の大型病斑と容易に区別できた。抵抗性の4系統,罹病性の4系統を選び,圃場で抵抗性検定を行ったところ,幼苗検定の結果と一致した。したがって,本病に対する抵抗性は温室内検定により判別可能であると考えられた。選抜された8系統を用いて,抵抗性(R)×罹病性(S),S×R,R×R,S×Sの組み合わせで交配を行ない,F1,F2および戻し交配系統の温室内検定を行った。R×SおよびS×RのF1はすべて罹病性を示し,F2の分離比も抵抗性:罹病性=1:3の仮説を満たした。また,戻し交配(R×S)×Sにより得た系統はすべて罹病性を示し,(S×R)×Rの場合はほぼ抵抗性:罹病性=1:1の比率で分離した。したがって,本病に対する抵抗性は単一劣性遺伝子支配であると結論される。

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