寒地型イネ科草種の生産性と品質の季節的変化とその年次変動 : 3.無機成分含有率の変化

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タイトル別名
  • Seasonal Changes in Productivity and Quality of Temperate Grasses and the Fluctuations with Years : 3. Changes of mineral content
  • カンチガタ イネカ ソウシュ ノ セイサンセイ ト ヒンシツ ノ キセツテキ

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抄録

放牧用草種の品質の季節的変化を無機成分の観点から明らかにするため,主要な寒地型イネ科牧草6草種を供試し,無機成分含有率の推移を模擬放牧条件下で5カ年にわたり調査した。N含有率は各草種とも日生産量が高い5月中〜下旬で低く,P含有率は夏のペレニアルライグラスで高く,K含有率はケンタッキーブルーグラスで低くなった。Ca含有率はペレニアルライグラスで特に高く,春のオーチャードグラスで低く,Mg含有率はトールフェスクで季節を通じて高く,K/(Ca+Mg)当量比は春のオーチャードグラスで著しく高く推移した。P, K及びK/(Ca+Mg)は寡雨または高温・寡雨に経過した6月中旬と8月中旬で低く,その前後で高く推移した。

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参考文献 (29)*注記

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