オーチャードグラスの異なる器官及び番草のミネラル含有率評価に対するX線マイクロ分析の応用

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  • Application of X-ray Microanalysis to Evaluate Mineral Concentrations of Different Organs and Growths in Orchardgrass (Dactylis glomerata L.)
  • Application of X-ray Microanalysis to E

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抄録

オーチャードグラスの異なる器官及び番草のミネラル含有率評価に,X線マイクロ分析を応用できるかの可能性を探るためにグラスチタニーと起立不能症に関係した4元素について化学分析とX線分析結果の関係を調べた。供試材料は,オーチャードグラスの高Mg3個体と低Mg3個体の6個体で,1995年の1,2,3番草で,各番草とも葉身,葉鞘,稈及び穂に分け,1番草は更に上部と下部に分けた。それぞれの器官,部位ごとに化学分析を行った結果でミネラル含有率を比較すると,葉身と穂のMg含有率は葉鞘と稈のそれに比較して高く,Pは穂で高く葉鞘で低かった。4元素のうちMgは化学分析とX線分析結果の相関が最も高く,模擬選抜結果でも葉身と再生草で高かったことから,X線分析をオーチャードグラスのMg含有率に対する幼苗選抜に使える可能性が示唆された。

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