ギニアグラス(Panicum maximum Jacq.)とグリーンパニック(P. maximum Jacq. var. trichoglume Eyles)の乾物収量に及ぼす刈取り間隔と出穂の影響

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タイトル別名
  • Effects of Cutting Interval and Heading on the Dry Matter Production of Guineagrass (Panicum maximum Jacq. var. maximum cv. Natsukaze) and Green panic (P. maximum Jacq. var. trichoglume Eyles)
  • ギニアグラス Panicum maximum Jacq.ト グリーン パニック

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抄録

暖地型イネ科牧草ギニアグラスの品種ナツカゼと,1変種のグリーンパニックを3段階(21日毎,地際の相対照度が約5%に達した時期,および出穂盛期)の刈取り間隔で栽培し,両品種の乾物収量に及ぼす刈取り間隔と出穂の影響について検討した。1.乾物収量は両品種とも,刈取り間隔が長くなるにつれ増大したが,この傾向はナツカセの方が強く現れた。2.出穂は両品種の生産性に影響した。出穂茎率の低い時は出穂が生産を促進したが,出穂茎率が高くなるにつれその促進効果は弱まり,ついには生産を抑制した。この抑制はグリーンパニックの方が早く,かつ,強く現れた。3.以上の結果から,乾物収量を増大させるための刈取りはグリーンパニックでは出穂茎率が急速に増加する前に,ナツカゼでは出穂茎率を増加させる方が有利であると考えられた。

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