北東北地域における公共草地の植生及び土壌の現状 : 経年化放牧草地におけるケンタッキーブルーグラスの優占

  • 菅野 勉
    農業技術研究機構東北農業研究センター:(現)農林水産省農林水産技術会議事務局
  • 梨木 守
    農業技術研究機構東北農業研究センター
  • 東山 由美
    農業技術研究機構東北農業研究センター
  • 出口 新
    農業技術研究機構東北農業研究センター
  • 目黒 良平
    農業技術研究機構東北農業研究センター:(現)岩手県岩手郡滝沢村

書誌事項

タイトル別名
  • Present Condition of Plant Vegetation and Soil Chemical Properties of Public Grasslands in the North Tohoku Region - Predominance of Kentucky Bluegrass (Poa pratensis L.) in Deteriorated Pastures
  • 北東北地域における公共草地の植性及び土壌の現状--経年化放牧草地におけるケンタッキーブルーグラスの優占
  • キタトウホク チイキ ニ オケル コウキョウ ソウチ ノ ショクセイ オヨビ ドジョウ ノ ゲンジョウ ケイネンカ ホウボク ソウチ ニ オケル ケンタッキーブルーグラス ノ ユウセン

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説明

北東北地域の7か所の公共牧場において現地調査を行い,各牧場につき2-4草地を選定し,その利用状況,植生,草地土壌の化学性,及び牧草中ミネラル組成等を調査した。優占草種は採草地がオーチャードグラス,チモシー,ベレニアルライグラス,放牧地がケンタッキーブルーグラス,オーチャードグラス,ベレニアルライグラス,シロクローバであった。7牧場の平均土壌pHは5.15で土壌pHの低下が進んでいるものと推察された。しかしながら,土壌中交換性Mg含有量及び牧草中Mg含有率は東北地域の公共草地でこれまで報告されてきた値よりも高い傾向を示した。また,経年化した放牧草地では, Kbが優占しており,それらKb優占草地では,土壌pHが低く,土壌中有機態N含有量及び牧草中N含有率が高い傾向が認められた。

収録刊行物

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参考文献 (35)*注記

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