イタリアンライグラス草地における草量, 植被率および自然草高の分光特性

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  • Spectral Characteristics of Aboveground Biomass, Plant Coverage, and Plant Height in Italian Ryegrass (Lolium multitlorum L.) Meadows
  • Spectral Characteristics of Aboveground Biomass,Plant Coverage,and Plant Height in Italian Ryegrass(Lolium multiflorum L.)Meadows

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抄録

草地植生の把握に対する携帯用スベクトロメータの有効性を検討するため, 植生状態の異なるイタリアンライグラス草地において草量, 植被率および自然草高とその分光特性の関係を調査した。植生状態の把握には, 可視域及び近赤外城における6波長の分光反射率とその組み合わせから計算した9つの植生指数を用いた。草地はクロロフィル吸収帯の波長城の光を強く吸収し,近赤外城の光を強く反射した。このような分光特性は,植生状態だけでなく草地の土壌条件の違いによっても変化した。また, 草量, 植被率及び自然草高はそれぞれ異なった分光反射特性を持つことが示唆された。相関および回帰分析の結果, 草量は差植生指数およびK値,植被率は正規化植生指数に対して, 強い比例関係を示した。以上の結果は, 草地における分光特性の調査が草地植生の特徴を把握するのに優れていることを示唆した。

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