逆流性食道炎に対する腹腔鏡下Nissen手術

小澤 壯治, 大上 正裕, 安藤 暢敏, 諏訪 達志, 北島 政樹, 藤崎 真人

doi:10.11641/pdensks.46.0_87

書誌事項

タイトル別名

Laparoscopic Nissen Fundoplication for Reflux Esophagitis

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説明

逆流性食道炎患者に対してNissen手術を腹腔鏡下に施行し，良好な成績を得たので術式を中心に報告する。症例は33歳男性。3年前より逆流性食道炎に対して薬物療法を受けていたが，治療抵抗性のため手術目的により紹介された。全身麻酔下で頭高位，砕石位とし，術者は両脚の間に立ち手術操作を行った。上腹部に5本のトラカールを刺入し，肝左外側区域を圧排鉗子で挙上し，噴門周囲の視野を確保した。胃噴門部を鉗子またはリトラクターで左下方に牽引しつつ，腹部食道を全周性に剥離した。短胃動静脈を切離し，胃底部を授動した。食道を腹側に挙上しつつ，左右の横隔膜脚を2-0非吸収糸で縫合し，食道裂孔を縫縮した。胃底部は食道背側を通し，54Frブジーを経口的に胃内まで挿入したのち，外側胃底部漿筋層，食道筋層，内側胃底部漿筋層の順に2-0非吸収糸を通して4針縫合した。経鼻減圧胃管を胃内まで挿入し，手術を終了した。ISDE-AFP scoreは，術前A₂F₂P₂から術後A₀F₀P₀へ正常化した。

収録刊行物

消化器内視鏡の進歩：Progress of Digestive Endoscopy

消化器内視鏡の進歩：Progress of Digestive Endoscopy 46 (0), 87-90, 1995

一般社団法人日本消化器内視鏡学会関東支部

詳細情報詳細情報について

CRID: 1390001205756078848

NII論文ID: 130005069140

DOI: 10.11641/pdensks.46.0_87

ISSN: 21890021; 03899403

Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1996011001

本文言語コード: ja

データソース種別

JaLC
Crossref
CiNii Articles
OpenAIRE

抄録ライセンスフラグ: 使用不可

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